1960年代にアメリカでミルトン・エリクソンが提唱した催眠は、世界中で発展を続けている。あらゆる生命体のように、催眠療法は定期的に新しい枝分かれによって豊かになり、サポートや治療の新しい方法を提供しています。
日本とその文化との出会いは、私の臨床実践を次第に変化させていきました。
催眠のセッションにおいては、一方がもう一方に働きかけるという単純な関係ではありません。
そこで生まれるのは、共有された関係的な場です。
この「場(basho)」は、日本の哲学者・西田幾多郎の概念を通して捉えることができます。
それは、セラピストにもクライアントにも属さない、両者の出会いが生じる共通の空間です。
この関係的な「場所(basho)」の中で、セラピストは自己を開き、「自己中心」から離れてクライアントの内的な体験に寄り添います。
そしてクライアントは、セラピストの眼差し、言葉、そして存在を通して、自らを新たなかたちで発見していくのです。
こうして催眠セッションは、個人に適用されるテクニックというよりも、まさに西田が芭蕉の中で見ているように、関係性の場における共在の体験となる。
今日、私は催眠をさまざまな分野で活用している:
- パリにおけるヒプノセラピストの臨床👉実践の中で
- 様々な組織での指導 👉トレーニング・コース
- 日仏セラピストグループをコーディネートする活動。👉エクスプロレーション
- 臨床的、文化的、実存的観点から、催眠と日本哲学を組み合わせた研究。👉 探求
- フランスと日本での記事、インタビュー、会議への参加を通じての発信👉出版物




